タウンニュース
真に安心できる食材を
学校給食の油揚げに「規格外の大豆」が使用されていたことを指摘したのに対し、教育長は、農水省に確認し問題無いことを確認している旨の答弁をしました。これは、10月4日の教育委員会の決算審査での同僚議員の質疑の一部です。
■規格外は飼料・肥料
基本的に普通大豆は、1等・2等・3等・規格外と分類されています。分かり易く例えると、1等は100粒の中に著しい被害粒等が1粒、2等は2粒・・、規格外は異種穀粒や異物が50%以上混入していないもの(農水省告示より)です。
そこで、大豆卸業の方に尋ねたところ「規格外の大豆は、一般的に飼料や肥料に使用される。横浜市の学校給食として使用するのは・・」との反応でした。なお、規格外は一般市場(入札)で取引されておらず、価格についても大きな差があります。規格外でも問題なしとした教育長の答弁は疑問が残ります。
■産地表示も別もの
この油揚げを専門業者に依頼しDNA検査を実施した結果、(公財)よこはま学校食育財団(以下、食育財団)のホームページに表示している産地とは異なることが分かりました。これを指摘すると教育長は「産地表記のもれがあり速やかに是正してきた」と答弁しました。
■食育財団の責任も
この度の「油揚げ」の品質と産地表示の問題は、一部の製造業者によるものと思われますが、食育財団の責任も問われます。学校給食は栄養バランスや美味しさも大切ですが、安全・安心が絶対条件なのです。

横浜市議会議員こんの典人 (横浜市緑区)
横浜市会議員 6期目。立憲民主党。
民間企業で働くサラリーマンの視点を大切にしながら、同時に、将来に責任の持てる自治体運営をめざし議員活動に取り組む。