タウンニュース
カジノを含む予算に反対
「髪の毛が随分白くなったね」と、同僚議員から言われるほど、横浜市令和2年度一般会計予算に対する我が会派(立憲・国民フォーラム)としての対応を巡り、何度も議論してきました。もちろんポイントは、IR・カジノ誘致を推進する予算の4億円です。
■一般会計は重要だが
一般会計は、子育て、教育、高齢者や障害者福祉、市民利用施設の運営、道路整備予算など、市民生活に密接に関わる重要な予算です。私は20年間の議員生活の中で、政策に多少の違いがあったとしても、それを乗り換え予算には賛成してきました。しかし今回の予算案には、多くの市民が不安を抱き反対しているカジノ誘致が含まれており、賛成することはできないと考えました。
■4億削除の修正案提出
会派内の議論の中でも、1兆7千億の一般会計に占めるIR・カジノ誘致予算は1%にも満たない微々たるもの。IR誘致の最終案(地域整備計画)がまとまった段階で反対すれば良いのでは、などの声もありました。そこで我が会派は、IR・カジノ誘致に反対の姿勢を示し、予算から4億円を削除する修正動議を提出し、一方でそれ以外の部分については賛成していることを本会議で明確にし、採決で予算に反対することにしたのです。
■住民投票実現へ全力
本原稿は23日に執筆していますが、24日には、残念ながらIR・カジノ誘致推進予算は成立していると思います。今後は、市民の皆様と力を合わせ、住民投票実現に向けて全力で取り組みます。

横浜市議会議員こんの典人 (横浜市緑区)
横浜市会議員 6期目。立憲民主党。
民間企業で働くサラリーマンの視点を大切にしながら、同時に、将来に責任の持てる自治体運営をめざし議員活動に取り組む。