タウンニュース
プラを「ごみ」にしない
「レジ袋を廃止します」「ストローを廃止します」などと、使い捨てにされているプラスチック製品を店頭から廃止する取り組みをニュースで見かけるようになりました。
■とてつもないプラごみ
私は、「そこまでしなくても・・。」と思っていたのですが、ストローが鼻に刺さったウミガメや砂浜に打ち上げられたクジラの胃や腸から大量のプラスチックごみが出てきた映像にとてもショックを受けました。
また、海に流れ着いたプラスチックごみは海流に乗り、太平洋上の吹き溜まりの様な所に大量に集まっているのが見つかり、環境に大きな影響を与えているのです。その大きさは、なんとフランスの面積の3倍。さらに驚いたのが、それが30年も前のことだったことです。
■プラの分別はデタラメ
私たちは、日々の暮らしの中でごみを分別し、横浜市の分別収集に協力しています。しかし、市の資源循環局は、プラごみの40%が燃やすごみの中に混入されていると報告しています。缶・ビン・ペットボトルの95%が分別されていることに比べると、「プラ」への意識はデタラメです。軽くすすぐなどして表面の汚れを落とせばプラスチックはリサイクルできるのです。
■もう一度分別に向き合う
5月29日、マレーシア政府がプラスチックごみを日本を含む輸出国に強制的に送り返す措置をとったニュースがありました。これは「リサイクル可能なプラスチック」にたくさんのゴミが混入していたからです。私たちもごみの分別にもう一度向き合う必要があります。

横浜市議会議員こんの典人 (横浜市緑区)
横浜市会議員 6期目。立憲民主党。
民間企業で働くサラリーマンの視点を大切にしながら、同時に、将来に責任の持てる自治体運営をめざし議員活動に取り組む。