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「行サビコーナー」の閉所前に
「行サビコーナー」の閉所前に
来年3月末で長津田駅にある行政サービスコーナーが閉所する予定です。横浜市では、住民票や印鑑証明書などの証明発行数の減少に伴い、行政サービスの見直しを進めてきました。
■金沢文庫東口を3月閉所
平成8年に市内全体で年間660万枚あった証明発行数が、現在は3割減少し440万枚に。長津田駅では8.8万枚の発行にとどまっています。昨年閉所した新杉田、本年3月末閉所予定の金沢文庫東口と合わせて3つ目の行政サービスコーナーの閉所となります。
■年間4千万円の運営費
一つの行政サービスコーナーの運営には、人件費や事務所賃料などで年間約4千万円が掛かっています。証明発行数の減少や入手方法の多様化により見直しも必要です。今後の証明発行は区役所や他の行政サービスコーナー、コンビニエンスストアになります。
■既にカード申請は60万枚
事業開始当初はトラブルが続いたものの、最近あまり話題にならなくなったマイナンバー(個人番号)カードですが、市内では約60万人(約16%)の人からカード作成申請があり、1カ月半程度で順調に交付されています。緑区では既に2万4千人に交付されていますが、受け取りを忘れたのか4千枚のカードが残っているとのことです。
■カード悪用事例はゼロ
以前は「マイナンバーカードを悪用されるのでは?」の不安があったと思いますが、今日まで全国でも市内でもそのようなトラブルは起きていません。マイナンバーカードを使い証明書のコンビニ交付がお得にできることや、免許証返納後の身分証明書になる事を考えると、発行手数料が無料のうちにマイナンバーカード申請をしてはいかがでしょうか。

横浜市議会議員こんの典人 (横浜市緑区)
横浜市会議員 6期目。立憲民主党。
民間企業で働くサラリーマンの視点を大切にしながら、同時に、将来に責任の持てる自治体運営をめざし議員活動に取り組む。