タウンニュース
横浜にカジノはいらない
横浜にカジノはいらない
IR推進法(カジノ法)が成立し、政府は実施法案づくりに向けた議論を進めています。秋の臨時国会には
法案が提出され、カジノ導入に向け準備が着々と進むことになると思われます。
■マイナンバーで管理
新聞報道によると、ギャンブル依存症対策としては、日本人客のカジノ施設への入場回数を制限するため、
日本人から入場料を徴収する方向とか、マイナンバーカードの提示を求める仕組みを検討しています。ただ、
その履歴は政府が集約するとしており、プライバシー等の問題はないのか、また、現在のマイナンバカード交付率が
9%に留まっており、現実的ではないように思われます。
■ATMは設置しないが…
さらにクレジットカードの利用を禁止(外国人は可)するとか、カジノ施設内にはATM(現金自動預け払
い機)を設置しないとしていますが、周辺への設置は認めることから依存症対策への効果は期待できません。
■視察で恐ろしさ実感
実際に韓国のカンウォンランドというカジノ施設を視察してきましたが、周辺には安いホテル、質屋が乱
立しており、自身や家族の資産を食いつぶす人が後をたたないといいます。カジノの恐ろしさを肌で感じま
した。
現在、横浜でカジノを含む統合型リゾート(IR)の検討が進められている山下埠頭は、親子連れや多く
の観光客で賑わう山下公園にほど近い〝横浜の顔〟です。私は横浜にカジノは不要と考えています。

横浜市議会議員こんの典人 (横浜市緑区)
横浜市会議員 6期目。立憲民主党。
民間企業で働くサラリーマンの視点を大切にしながら、同時に、将来に責任の持てる自治体運営をめざし議員活動に取り組む。